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工事代金の入金までに時間がかかる理由と、売掛債権を資金化するときの確認ポイント
建設業は材料費・外注費・人件費が先に出ていき、工事代金の入金は後になりやすい業種です。ファクタリングは確定した工事代金を早めに受け取る手段のひとつですが、手数料がかかるため、契約形態・受取額・債権譲渡の制限を確認したうえで検討しましょう。
支出と入金の時期
建設工事では、材料費・外注費・人件費などが工事の進行に合わせて先に発生する一方、請負代金は契約で定めた時期(出来高に応じた部分払いや、完成・引渡し後の支払いなど)に入金されます。工期が長い工事ほど、支出と入金の時期のずれが大きくなりがちです。
建設業法は、元請負人が注文者から支払いを受けたときは、下請負人に対して「当該支払を受けた日から一月以内で、かつ、できる限り短い期間内に」下請代金を支払うよう定めています(第24条の3)。また特定建設業者が元請となる場合は、下請負人からの引渡しの申出の日から起算して50日以内に支払うことなどが定められています(第24条の6)(e-Gov法令検索「建設業法」)。
手形についても、国土交通省の「建設業法令遵守ガイドライン」は、手形期間60日を超える長期手形の交付は割引を受けることが困難な手形の交付と認められる場合があるとしています(国土交通省「建設業法令遵守ガイドライン」(PDF))。公正取引委員会も、2024年11月1日以降、サイトが60日を超える手形等の交付について下請法上の指導を行う方針を公表しています(公正取引委員会の公表資料)。ルールが整備されても、実際の入金は契約条件によって数か月先になることがあります。
工事代金の売掛債権を資金化する
建設業でファクタリングを使う場合、対象になるのは完成・出来高が確定し、請求書を発行した工事代金などの売掛債権です。材料の仕入れや外注費の支払いが入金より先に来るときに、入金予定の代金を先に受け取る目的で検討されます。
契約の前に確認したいこと
公式サイトの記載にもとづく
次の会社は、公式サイトで建設業への対応(建設業向けの案内ページ、対応業種としての記載、工事代金の導入事例など)を確認できた会社です。建設業に限らず、業種を問わず対応している会社もあります。
| サービス | 手数料 | 入金スピード | 買取額 | 契約形態 | 対象 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社No.1 | 0.5%〜15%(2社間0.5%〜15%、3社間0.5%〜5%) | 最短即日 | 50万円〜3億円(売掛先1社あたり5,000万円まで) | 2社間/3社間(償還請求権なし) | 法人・個人事業主 |
| 西日本ファクター | 2.8%〜 | 最短即日(公式FAQでは最短1日で資金化) | 30万円〜3,000万円(2社間は1,000万円まで) | 2社間/3社間(償還請求権なし) | 法人・個人事業主 |
| トップ・マネジメント | 2社間3.5%〜、3社間0.5%〜(2.5社間1.8%〜) | 最短即日(最短2時間) | 3億円まで(売掛先1社あたり1億円まで) | 2社間/3社間/2.5社間 | 法人・個人事業主・フリーランス |
| PMG | 2%〜(買取率98%) | 最短30分(最短即日) | 上限なし | 2社間/3社間 | 法人・個人事業主 |
| えんナビ | 公式サイト記載なし・要問い合わせ | 最短1日(最短翌日) | 50万円〜5,000万円 | 2社間/3社間(償還請求権なし) | 法人・個人事業主 |
各社の掲載情報は2026年9月28日に公式サイトで確認しています。
公式サイトで建設業への対応の記載を確認できた会社を掲載しています。並び順は掲載順位や評価を示すものではありません。実際の手数料・買取額・入金までの時間は審査結果によって異なるため、各社の公式サイトでご確認ください。
業種によって利用できないという意味ではありません。ここに挙げていない会社でも、業種を問わず対応している会社は多くあります。
売掛先が支払えなかったときに買い戻しを求められる契約や、手数料の内訳が示されない取引は、ファクタリングを装った貸付の可能性があります。違法業者の見分け方もあわせて確認してください。
建設業のファクタリングに関するQ&A