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ファクタリングを装った違法な貸付の特徴と、契約前に確認したいポイント、困ったときの相談窓口を公的機関の情報をもとにまとめました
事業者の売掛債権を売買する正規のファクタリングと異なり、個人の給与を対象とする給与ファクタリングや、売掛先が払えないときに買い戻しを求めるなど実態が貸付けの取引は、貸金業に該当するおそれがあります。契約前に会社情報・契約書・手数料の内訳を確認し、不安があれば公的な相談窓口に相談しましょう。
売掛債権の売買という仕組みを確認
ファクタリングは、事業者が取引先に対して持っている売掛債権(請求書の代金を受け取る権利)をファクタリング会社に譲渡し、支払期日より前に代金を受け取る取引です。金融庁は、ファクタリングについて「法的には債権の売買(債権譲渡)契約です」と説明しています(金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」)。債権の譲渡は民法第466条に定めがあります(e-Gov法令検索「民法」)。
ただし金融庁は、ノンリコースの規定があるかといった形式だけでなく、経済的な側面や実態に照らして貸付けに当たるかが判断されるとしています。契約書の文言だけで安全と判断しないことが大切です。
金融庁の見解と最高裁判所の決定
給与ファクタリングは、会社員などの個人が勤務先から受け取る予定の給与(賃金債権)を買い取るとして現金を渡し、後日その個人から回収する取引です。金融庁は、個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を買い取って金銭を交付し、その個人を通じて資金を回収することは「貸金業に該当します」としています(金融庁「給与の買取りをうたった違法なヤミ金融にご注意ください!」)。貸金業の登録を受けずにこうした取引を行う業者は、違法なヤミ金融です。
金融庁は、給与ファクタリングの手数料を年率に換算すると数百〜千数百%になるケースがあることや、本来受け取る賃金より少ない金額しか受け取れなくなり生活が悪化するおそれがあることも注意喚起しています。
最高裁判所第三小法廷は、令和5年2月20日の決定(令和4年(あ)第288号)で、いわゆる給与ファクタリングとして行われた金銭の交付について、形式的には債権譲渡の対価とされ、使用者の不払いの危険を譲受人が負担するとされていたとしても、貸金業法第2条第1項および出資法第5条第3項にいう「貸付け」に当たると判断しました(裁判所ウェブサイト 裁判例情報)。
当サイトに掲載しているのは、事業者の売掛債権を買い取るファクタリング会社です。個人の給与を対象とするサービスは掲載していません。
ひとつでも当てはまれば契約を見直す
商品売買を装った貸付の手口
商品券などが手元にない状態で買取を申し込ませ、先に「買取代金」を振り込み、後から商品を送らせる手口です。金融庁は、商品売買を装っていても経済的な実態が貸付けであり業として行う場合には貸金業に該当するおそれがあるとして注意喚起しています(金融庁「先払い買取現金化」に関する注意喚起)。警察庁も注意喚起のリーフレットを公開しています(警察庁リーフレット(PDF))。
商品を「後払い」で購入させ、宣伝費やキャッシュバックなどの名目で現金を渡し、後日商品代金を支払わせる手口です。金融庁は、形式的に商品の売買等であっても経済的な実態が貸付けであり業として行う場合には貸金業に該当するおそれがあり、登録を受けずに営む者は違法なヤミ金融業者だとしています(金融庁「後払い(ツケ払い)現金化」に関する注意喚起)。消費者庁と政府広報オンラインも同様の注意喚起を掲載しています(消費者庁/政府広報オンライン)。
会社情報・契約書・手数料の内訳
当サイトのファクタリング会社一覧では、各社の運営会社・手数料・契約形態を公式サイトの記載にもとづいて掲載しています。
公的な相談先の一覧
| 相談先 | 電話番号・受付時間 | 詳細 |
|---|---|---|
| 金融庁 金融サービス利用者相談室 | 0570-016811(IP電話からは03-5251-6811)/平日10:00〜17:00 | 公式ページ |
| 消費者ホットライン | 188(最寄りの消費生活センター等につながります) | 公式ページ |
| 警察相談専用電話 | #9110(電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります)。緊急時は110番 | 公式ページ |
| 法テラス(日本司法支援センター) | サポートダイヤル 0570-078374/平日9:00〜21:00、土曜9:00〜17:00 | 公式ページ |
| 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター | 0570-051-051/9:00〜17:00(土日祝・年末年始を除く) | 公式ページ |
電話番号・受付時間は2026年9月28日に各公式ページで確認しています。
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本ページで参照した公的機関の情報
本ページは以下の公的機関の情報を2026年9月28日に確認して作成しています。
違法業者の見分け方に関するQ&A